みんな大好きアニメにも都市伝説は存在します。今回は日本を代表するアニメの都市伝説と裏設定をご紹介します。
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目次
アニメの都市伝説
①ドラえもんの都市伝説
日本を代表する国民的アニメ「ドラえもん」。作者の藤子・F・不二雄氏が生み出した「ネコ型ロボ」は多くの日本人に夢や感動を与えてきました。そんなドラえもんにはいくつかの都市伝説が存在することを子存知でしょうか?ここではドラえもんの都市伝説をご紹介します。
ドラえもんはのび太の夢
1980年代に流行した都市伝説です。当時の子供たちのあいだでドラえもんの最終回についてある噂が広まりました。その内容は「ドラえもんの話は植物状態ののび太が見ている夢」というものです。実はのび太は交通事故に遭って植物状態になってしまった少年で、ドラえもんは彼が夢の中で作り上げた友達だというのです。
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さらに都市伝説によればのび太のモデルとなる植物状態の少年が実在し、作者の藤子・F・不二雄氏はその少年の寝言からドラえもんを構想したといいます。「ネコ型ロボット」や「四次元ポケット」という言葉も少年がつぶやいた言葉だとされています。
この都市伝説は当時の子供たちに衝撃を与え、アニメを放送するテレビ局にはドラえもんの最終回について問い合わせが殺到したそうです。それに対し藤子・F・不二雄氏は「ドラえもんは決して悲しい最終回にはしない」とコメントしたといいます。どうしてこのような噂が生まれたかはわかっておらず、噂がひとり歩きするという都市伝説の性質が見て取れる例だといえます。
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幻の回「タレント」
ドラえもんには最終回以外にも都市伝説となる回が存在します。それは1984年の7月20日に放送されたとされている「タレント」という話です。都市伝説として語られる「タレント」の内容は次のようなものです。ある雨が降る日、のび太はドラえもんに「通り抜けフープを使って地下世界の商店街に行きたい。」とねだります。ドラえもんはこれを快諾し通り抜けフープを使いますが、たどり着いた場所は地下世界とは思えない明るい部屋のようなところでした。そこにはベレー帽をかぶった少女がいてのび太に赤い封筒と鉛筆、インクを手渡してどこかへ消えてしまいます。
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少女を追うのび太とドラえもんですが、その途中で警察官に呼び止められます。警察官は「君たちは撮影のためにきたのか?それなら場所はこっちだ。」と二人を案内します。連れていかれた場所には大きな地球のミニチュアが置かれていました。ふたりがそれを眺めていると地球のミニチュアはパックリと割れ、中から黒い液体が溢れ出ます。それを見たのび太とドラえもんが抱き合いながら震えるシーンで話は終わるといいます。1984年の7月20日にこのような内容の回が放送された記録はなく、なぜこのような噂が広まったかは謎とされています。しかし、当時の子どもたちの多くが実際に似たような話を見た記憶があると証言しているといいます。
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「行かなくちゃ」
1996年9月の深夜に不特定多数の人間がテレビで不審なドラえもんの放送を目撃したという都市伝説です。その日、深夜番組が突然中断され、真っ黒な画面の中にのび太ひとりだけが映し出されました。のび太はテレビの奥に向かって歩きどんどん遠ざかりますが、ふと振り返ってこちらを見ます。そして「行かなくちゃ」とつぶやきます。そこで映像は消え通常の番組に切り替わったといいます。
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次の日の朝、ドラえもんの作者である藤子・F・不二雄氏の死が報道されました。その日の深夜にこのような放送をした記録はありませんでしたが多くの目撃証言がありました。藤子・F・不二雄氏が最期にテレビを通して読者へメッセージを残したのではないかといわれています。
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②サザエさんの都市伝説
ドラえもんに並ぶ国民的アニメ「サザエさん」にも都市伝説が存在します。ここではサザエさんの都市伝説を裏設定も交えながらご紹介します。
サザエとフネは血が繋がっていない
アニメを見ているとサザエさんとカツオ、ワカメの歳の差が開いていることに違和感を覚えいる方も多いと思います。そのため、サザエさんとフネさんは血が繋がっていないという都市伝説が存在します。
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しかし、これは都市伝説ではなく原作にも登場した事実になります。原作では波平とフネさんが前妻の墓参りに行くシーンが描かれており、サザエは波平の連れ子でした。カツオとワカメは再婚後の子どもであるためサザエと歳の差があったんですね。ちなみにフネさんは43歳でワカメを産んでおり、原作当時(1946年)からすればかなりの高齢出産であることがわかります。
磯野家には死んだ長男がいる
磯野家の長男はカツオではなく、もうひとり男の子どもがいたとする都市伝説です。この都市伝説によると磯野家にはカツオの兄にあたる長男が存在しましたが、徴兵により戦争に行きそのまま帰らぬ人になってしまったといいます。
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これはサザエとカツオの歳の差があることから生まれた噂だと考えられますが、歳の差は波平がフネと再婚した経緯で説明が付いてしまいます。また、原作にはこれに関連する描写はありません。根拠も発生元もわからないため、まさに都市伝説といえるでしょう。
サザエさんの最終回
ドラえもんと同じくサザエさんにも最終回の都市伝説が存在します。その内容は商店街の福引で海外旅行を当てた磯野家が、行きの飛行機事故で死んでしまうというものです。海に沈んだ一家はサザエは本物のサザエに、カツオは魚のカツオに、ワカメは海藻のワカメになって海に還るというエンディングです。
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サザエさんの最終回にはもうひとつの都市伝説が存在します。その内容は磯野一家が荒れ果て不幸になるというものです。カツオは不良になり少年院に送られ、ワカメは売春に手を染め警察に補導されます。フネが不倫をしたストレスから波平は心筋梗塞を起こして死亡し、タラちゃんも事故に遭って死んでしまいます。タラちゃんの死により精神を病んだマスオは自殺し、追い詰められたサザエはアルコール中毒になってしまうというエンディングです。どちらもバッドエンドであり、根拠も発生元もわかっていません。
③ドラゴンボールの都市伝説
ドラゴンボールはジャンプの人気マンガでアニメ化したことで日本有数の作品になりました。連載開始から30年以上経った現在でもアニメが放送されているほどです。ここではそんなドラゴンボールの都市伝説や裏設定をご紹介します。
連載初期のドラゴンボールは不人気だった
これは都市伝説というより裏話に近いですが、ドラゴンボールは連載開始直後には不人気マンガだったそうです。前作のドクタースランプアラレちゃんが大ヒットしたこともあり、雰囲気の全く違うドラゴンボールは当時の読者に受け入れられませんでした。しかし、当時の編集者のアドバイスによりバトル要素を増やしたことでジャンプを代表する人気マンガに成長したといいます。
「Z」と「GT」の意味
ドラゴンボールの続編Zには物語の終わりを表す「Z」が付けられました。これに対し、続編アニメである「GT」には「ごめんなさい鳥山先生」という意味があるという都市伝説が存在します。もともと初代ドラゴンボールの続編を書く気がなかった作者の鳥山明氏に対し、人気マンガを終わらせたくないジャンプ編集者は無理を言って続編制作を依頼します。鳥山氏はこれで本当に終わりだよという意味を込めて続編のタイトルにいきなり「Z」を付けました。
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しかし、アニメのドラゴンボールZが終わった際も、視聴率が取れる作品を終わらせたくない制作側が無理を言ってドラゴンボールGTを依頼したというのです。そのことから「GT」には「ごめんなさい鳥山先生」という意味があるという都市伝説が生まれることになりました。しかし、実際には「Great Touring(偉大なる旅)」の略であり、その名前も鳥山氏自身が名付けたと公表されています。
いかがでしたか?有名なアニメにも意外な都市伝説が存在するんですね。裏設定なども合わせて知ることでより一層作品を楽しむことが出来るかもしれません。