これまで地球上では長い歴史の中で実に多種多様な生物が発生してきました。その多くは変化する環境に対応できず絶滅していきました。そんな彼らの中には現在の地球では考えられない姿形や大きさをしたものが多く存在します。
今回はそんな絶滅してしまった奇妙で驚きの生物たちを紹介します。
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目次
①始祖鳥
ギリシャ語で「初期の翼」または「最初の鳥」を意味するこの生物はジュラ紀中期の地球で暮らしていました。恐竜と鳥のハイブリッドのようなこの始祖鳥の発見によって恐竜と鳥の進化の関係が世に知られることになりました。
最古の鳥類と呼ばれる始祖鳥については関連記事にまとめています。
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②デイノケイルス
1965年7月9日にモンゴルで発見されたデイノケイルスは前肢と椎骨の一部しか発見されておらず、長い間その正体は謎に包まれてきました。しかし、2006年に胴体の化石が発見されたことでどのような姿をしていたかわかるようになりました。ちなみに名前はギリシャ語で「恐ろしい手」を意味します。
③デイノテリウム
約2,400万~約100万年前に生息したこの巨大な象の特徴はなんといっても下顎に生える2本の牙でした。発見された牙には摩耗した後が残っており、これによって土に埋まった植物の根を掘り返し食べていたのではないかといわれています。
存在が信じられない巨大生物の画像については関連記事にまとめています。
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④ディモルフォドン
ディモルフォドンはジュラ紀に生息していた翼竜で、全長はおよそ1メートル、器用に動く棒のような長い尾を持っていました。名前のは「二形の歯」を意味し、魚、イカやトカゲを狩るために優れた視力と恐るべき爪を持っていました。
⑤ダンクルオステウス
ダンクルオステウスは地球史上最大の甲冑魚で全長は10メートル、体重は3.6トンもあったといわれています。この大きな身体と凶暴性から、デボン紀の海で生態系の頂点に立ってたと考えられます。
デボン紀最強のダンクルオステウスについては関連記事にまとめています。
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⑥エラスモサウルス
最もよく知られている首長竜でもあるエラスモサウルスは白亜紀後期に生息していました。首の長さは8メートルと首長竜の中でも極めて長く、体長は約14メートルに達しました。身体の構造から速く泳ぐことはできず、長い首を器用に使って魚を捕っていたと考えられています。
エラスモサウルスなど首長竜の仲間については関連記事にまとめています。
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⑦スカンソリオプテリクス
「登る翼」の異名を持つ彼らはスズメほどの大きさで、木登りに適した身体をしていました。身体には羽毛があり、始祖鳥よりもさらに原始的な生物だということがわかっています。
スカンソリオプテリクスや始祖鳥の他にも最古の鳥類候補は数多く存在しています。
⑧ハルキゲニア
現代では考えられない形状をしたハルキゲニアは約5億年前のカンブリア紀に生息していました。ハルキゲニアには足のような長い触手が確認されていましたが、最近の研究でこれは実際に足だったことがわかりました。
⑨ヘリコプリオン
石炭紀から三畳紀にかけて生息していたこのサメは非常に巨大で、地球史上最大のサメとして当時の海に君臨しました。しかし、その大きさ以上に特徴的なのが電気丸のこを強く思わせる螺旋状に巻いた歯です。なぜこんな顔をしているかは学者の中でも意見がわかれる謎の多い生物です。
ヘリコプリオンと同じ太古の巨大鮫であるメガロドンについては関連記事にまとめています。
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⑩ウミサソリ
ウミサソリはオルドビス紀に出現した巨大な節足動物です。大きいものでは2.5メートルを超え、史上最大の節足動物として知られています。多くは浅海に生息していましたが、当時では珍しく陸に上がることもできました。
⑪リオプレウロドン
ジュラ紀に生息したリオプレウロドンは当時海の生態系の頂点にいたといわれる首長竜の仲間です。首長竜の割には首が短いですが、全長は11メートルを超えていたと考えられます。また、泳ぐ力が非常に強く奇襲に有効な加速力はかなりのものでした。
同じく太古の海を支配していたモスサウルスについては関連記事にまとめています。
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⑫ロンギスクアマ
ロンギスクアマは三畳紀に生息し、特徴的な背中の突起は鳥の羽と同じ構造をしていました。この突起は木から木に飛び移るとき、パラシュートの役割をしていたと考えられています。この爬虫類は羽を持つ仲間の中でもっとも原始的な生物だといわれています。
⑬メガラニア
およそ4万年前のオーストラリアに生息したメガラニアは史上最大のトカゲです。トカゲにも関わらず全長は7メートルもありました。
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⑭ニクトサウルス
ニクトサウルスは白亜紀に生息した翼竜の仲間です。「夜の爬虫類」の異名を持つこの翼竜は非常に大きなとさかを持っていました。このとさかにより器用に空を飛んだと考えられ水面上を滑空しながら魚をすくい獲って食べていました。
ニクトサウルスはその大きさの割に体重が軽いことでも知られています。
⑮オパビニア
この奇妙な生物はカンブリア紀の海に生息していました。大きさは7センチほどでしたが、顔に象の鼻のような器官と5つの眼を持っていました。
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⑯プテロダウストロ
プテロダウストロは白亜紀の南米に生息していました。サイズとしては中型の部類ですが非常に大きな頭を持っていました。彼らの最も特徴的な部分はその下顎で、細長い針のような歯牙がブラシのように並んでいた。その密度は1cmあたり24本にもなり、下顎全体では1000本にもなりました。
⑰ケツァルコアトルス
白亜紀に生息した史上最大の翼竜であり、その体長は現代のキリンほどもありました。翼を広げるとその長さは18メートルに達しますが体重は100キロほどしか無く、上昇気流の力を借りずに空を飛ぶこともできました。
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⑱シャロヴィプテリクス
シャロヴィプテリクスは三畳紀に生息した爬虫類で、後肢に張られた飛膜で滑空することができました。皮膜を持つ爬虫類の中でもっとも原始的な生物といわれています。
⑲ステタカントゥス
このサメは体長1.8メートルと小さいタイプに分類されますが、背中には奇妙な突起を持っていました。この突起は巨大な捕食者と戦ったり、交尾に持ちいったともいわれていますが詳しいことはわかっていません。
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⑳スミロドン
スミロドンはサーベルタイガーといわれる虎の仲間で、上顎には非常に長い犬歯を持っていました。彼らはこの牙と120°まで開く柔軟な顎で獲物を捕らえていました。大型の獲物を捕殺するために進化したこの牙と大きな前肢は速く走り回ることには向かず、後に進化した素早い肉食獣との生存競争に負け絶滅してしまいました。
いかがでしたか?巨大生物からヘンテコないきものまで、現代では存在自体が信じられないような生物たちをご紹介しました。
出典:Wikipedia