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超高温度に異常な気圧!過酷すぎる金星の真実17

金星

金星

地球と同じ太陽系に位置する「金星」。この金星には地球に住む私たちには想像を絶するような過酷な環境が存在します。
今回は金星の環境や不思議な現象など過酷すぎる真実をご紹介します。

 
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①金星とは

金星は太陽系に存在する地球から最も近い軌道を公転する惑星です。主に岩石や金属で構成される「地球型惑星」で、大きさや密度などが酷似していることから地球と最も似た惑星ともいわれています。地球から見て太陽と月の次に明るく、肉眼でも確認できることから「明けの明星」や「宵の明星」と呼ばれ古くからその存在が知られてきました。

金星とは
画像:NASA

 

②金星の大きさ

金星の直径は12,104キロメートルあり、12,742キロメートルの直径を持つ地球とほぼ同じ大きさをしています。密度もほぼ同等でこれほど地球と似た大きさの惑星は金星の他に確認されていません。このことから金星は「地球の姉妹惑星」とも呼ばれています。太陽系最小の惑星である水星と最大の惑星である木星については関連記事でまとめています。

関連記事:太陽が逆行する奇妙な星!未知なる水星の真実
関連記事:木星の生命にオーロラも!ロマンあふれる木星の真実

金星の大きさ
画像:NASA

 

③金星の位置

金星は太陽系に位置しており、太陽から2番目の位置を公転しています。また、地球から見て太陽からひとつ手前の公転軌道を周回しており、最も地球から距離の近い惑星です。

金星の位置
画像:pixabay

 

④金星までの距離

地球から金星までの距離はふたつが最も接近した際には約4200万キロメートルしか離れていません。光の速さだとおよそ140秒ほどで到達できてしまいます。これは他惑星との距離としては非常に短い距離だといえます。

金星までの距離
画像:pixabay

1989年に打ち上げられた木星衛星探査機ガリレオが金星の重力を利用して加速を試みた際には地球から115日ほどで金星に接近しました。また、条件は異なりますがアポロ宇宙船の速度で考えると48日程度で地球から金星に到着できる計算になります。

 

⑤金星の重力

金星の地表重力は8.87 m/s2であり、地球の9.807 m/s²と比べてもほとんど変わりません。金星は地球よりも太陽に近く、地表面が非常に高温のため現在の科学技術では地表に宇宙飛行士が降り立つには困難です。しかし、仮に金星の地表を歩けるとしたら、宇宙飛行士は地球にいるときとほとんど変わらずに歩くことができるはずです。巨大なのに水に浮く奇妙な土星については関連記事でまとめています。

関連記事:巨大なのに水に浮く?不思議で奇妙な土星の真実

金星の重力
画像:pixabay

 

⑥金星の一年と一日の長さ

金星は非常にゆっくりと自転しており一日の長さは地球時間での243日にもなります。これに対して太陽を周回する公転速度は224日と地球の365日よりもかなり早いです。つまり金星は一日の長さの方が一年よりも長いという奇妙な状態にあるのです。地球での常識も宇宙では全く通用しないのです。

金星の一年と一日の長さ
画像:pixabay

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⑦金星の逆行

地球などのほとんどの惑星は公転方向と同じ方向に自転しています。しかし、中には例外も存在します。金星もそのひとつです。このような現象は「逆行」と呼ばれています。金星の逆行は惑星形成の初期段階で隕石などの衝突により自転が逆転してしまったことが原因だと考えられています。地球と衝突した月の謎については関連記事でまとめています。

関連記事:月の謎やアポロ計画!身近な月の奇妙な真実

金星の逆行
画像:pixabay

 

⑧金星の大気と温度

金星の大気はそのほとんどを二酸化炭素で構成されており、わずかに窒素も含んでいます。また、金星の大規模な雲は太陽から届く光の80%を遮断しているため、地表にはほとんど熱エネルギーが届きません。このことから計算すると金星の表面温度は氷点下を下回ると予想することができます。しかし、実際には金星は極寒の星ではありません。それどころか太陽系の中で最も暑い灼熱の惑星なのです。

金星の大気と温度
画像:pixabay

金星より太陽に近い水星の最高温度が430℃なのに対し、金星は470℃とさらに高温です。また、最高気温は500℃にも達します。この暑さの理由は膨大な量の二酸化炭素です。温室効果を持つ二酸化炭素が大気のほとんどを占める金星は、最も太陽に近い水星よりも気温が高くなったという訳です。

 

⑨金星に降る硫酸の雨

金星の雲は二酸化硫黄から形成されており、そこから降る雨は強い酸性を持つ硫酸の雨です。しかし、この雲が地表を濡らすことはありません。雲が発生している上空の温度は-45℃ほどですが、地表に近づくにつれ次第に高温になり雨が蒸発してしまうためです。氷の火山を持つ不思議な冥王星については関連記事でまとめています。

関連記事:氷の火山に巨大衛星!惑星でなくなった冥王星の真実

金星に降る硫酸の雨
画像:NASA

 

⑩金星のオゾン層

2011年にヨーロッパの宇宙探査機「ビーナス・エクスプレス」が金星の大気の上にオゾン層を観測しました。また、これにより灼熱の星である金星の上空125キロメートルほどの場所に-175℃の極寒層が存在していることがわかりました。この層の上部には高温の層が存在し、極寒層はふたつの高温層に挟まれていることもわかりました。この極寒層は日の当たらない夜の大気から発生していることがわかっています。

金星のオゾン層
画像:J.Gabás Esteban

 

⑪金星の気圧

金星の大気圧は非常に高く、地球の水深900メートルの圧力に相当します。そのため金星に送り込まれた宇宙探査機の多くは地表に到達する前に圧し潰されて破壊されました。また、地表に到達しても1時間ほどで故障してしまいます。しかし、地表から高度50キロメートル地点での気圧は地球にとても近いレベルにまで低下することがわかっています。

金星の気圧
画像:NASA

 

⑫金星最大の謎スーパーローテーション

金星の大気上層部には秒速100メートルを超える超高速の風が吹き荒れています。この風はわずか4日で金星を一周し、時点の速度を遥かに超えていることから「スーパーローテーション」と呼ばれています。スーパーローテーションは金星の自転速度の60倍を超えており、何故このような強い風が発生するのか現在でも解明されていません。この現象は金星最大の謎といわれています。太陽系最速の風が吹く海王星については関連記事でまとめています。

関連記事:氷のマントルに太陽系最速の風!美しい海王星の真実

金星最大の謎スーパーローテーション
画像:NASA

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⑬金星の地形

金星には地球の大陸のように大きさな高地が3つ存在しています。北側にはオーストラリア大陸ほどの大きさを持つ「イシュタル大陸」が位置しています。南側には南アメリカ大陸ほどの「アフロディーテ大陸」、南極あたりには「ラダ大陸」と呼ばれる大陸が存在します。この他にも金星表面の6割を占める平原や峡谷、コロナと呼ばれる丸く盛り上がった地形も観測されています。コロナなどの地形は金星の火山活動によって形成されたと考えられています。ダイヤモンドの海が存在する天王星については関連記事でまとめています。

関連記事:ダイヤモンドの海に長すぎる昼夜!神秘的な天王星の真実

金星の地形
画像:NASA

 

⑭金星の地名

金星の地形にはそれぞれ神話に登場する神々や精霊の名前が付けられています。有名なものではアフロディーテ大陸、ディオーネ地域、アルテミス谷、ディアナ峡谷などがあります。日本に関係するものでは日本語やアイヌ神話などからユキオンナ・テセラやニンギョ・フルクトゥス、イナリ・コロナにオタフク台地というものまで存在します。

金星の地名 アルテミス
画像:greek-mythology

 

⑮金星の山

金星にはマクスウェル山という標高11キロメートルにもなる山が存在します。マクスウェル山は金星で最も高い山であり、北極近くのイシュタル大陸に位置しています。全長は853キロメートルにもなり非常に大規模の山であることがわかります。マクスウェル山の山頂は金星の地表で最も寒い場所になりますが、それでも380℃を超えています。

マクスウェル山
画像:NASA

 

⑯金星人はいるのか?

金星は地球に大きさも似ており、1700年代には大気があることもわかっていたため長らく知的生命体が生息していると信じられてきました。昔の人々は金星は地球より太陽に近い分温暖な気候で、地球の熱帯のような気候を持つ環境も似ている惑星だと考えたのです。このため金星探査機が調査を行う以前のSF作品では宇宙人の多くは金星人として登場していました。さらには金星人に遭遇したという人まで現れます。

金星人
画像:pixabay

1952年、アメリカのジョージ・アダムスキーはカリフォルニアのモハーヴェ砂漠で人間によく似た姿をした金星人に遭遇したと証言しました。彼によれば金星人は褐色の肌をしており、吊り上がった灰色の瞳と広い額が特徴的だったといいます。アダムスキーは金星人は「オーソン」という名前で、テレパシーを使ってコミュニケーションを取ってきたとも話しました。しかし、現在ではアダムスキーの証言を信じている人はいないでしょう。1960年代以降、惑星探査機の調査により金星は深海のような気圧と超高温の気温を持つ灼熱の星だということが明らかになりました。このことからアダムスキーが語ったような人間に似た知的生命体は存在を否定されています。仮に金星人が存在するとしても人類とは似ても似つかない異形の姿をしているでしょう。不思議な構造物が存在する謎多き火星については関連記事でまとめています。

関連記事:移住計画にピラミッド!あなたの知らない火星の真実

 

⑰金星に生命は存在するのか?

現在の金星は生物が存在するにはあまりに過酷な環境です。気圧は900メートルの深海に等しく、気温は鉛さえ溶かせる500℃に達します。しかし、NASAの研究によって太古の金星は生命が存在可能性な環境だったことがわかっています。金星が形成されてから20億年頃までのあいだは金星には海があり、気温も現在の地球より少し低い温暖な気候でした。研究者は生物の発生には非常に短い時間であるとしながらも、この20億年のあいだなら生命が存在していても不思議ではない環境だったとしています。生命の父ともいえる太陽の謎や特殊な環境は関連記事でまとめています。

関連記事:特殊すぎる太陽の環境と謎!不思議で壮大な太陽の真実

金星 生命
画像:Brocken Inaglory

また、現在の金星でも生物が存在する可能性は残されているといいます。2009年、金星の上空50キロメートル付近では比較的温度が低く、気圧も低いため浮遊型の微生物であれば生息可能だという研究結果が出されました。生物の生存可能性を表す指数を測定する方法では微生物は地球と同レベルの可能性という結果になりました。また、1982年に探査機が撮影した写真にはサソリのようなものが映り込んでいたといいます。ロシア科学アカデミー宇宙科学研究所の天文学者は「金星に生物がいるはずがないという常識を忘れるならば、写真に写っているのは生物としか考えられない。」と語っています。

出典:wikipedia

 

いかがでしたか?地球の姉妹惑星といわれる金星ですが、私たちの暮らす地球とは全く違う環境だということがわかりました。金星最大の謎スーパーローテーションや浮遊型微生物の可能性など金星は私たちの興味を引いて止みませんね。

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