三途の川を見た人の体験談!渡し賃にかかるお金や石積みの刑とは?

三途の川


画像:DM7

三途の川

この世とあの世の境界に存在するといわれている「三途の川」。宗教上の存在とされながらも三途の川の体験談は実際に存在しています。
今回は三途の川の渡し賃や賽の河原、死に直面した人の体験談などをご紹介します。

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三途の川とは?

三途の川(さんずのかわ)とは、この世とあの世の境目にあるといわれている伝承上の川です。仏教では人は死ぬとこの三途の川を渡り、この世からあの世に行くとされています。

三途の川とは?
画像:Elthenstorm

三途の川は仏教に伝わる解釈のひとつに過ぎませんが、何故か臨死体験をした人の中には三途の川を目撃したという人が数多く存在しています。

あの世に行けなかった死者の魂は幽霊になり、この世を彷徨うといわれています。幽霊が住み着いた怖い幽霊屋敷については関連記事にまとめています。

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三途の川の名前の由来は?

三途の川の「三途」は餓鬼道、畜生道、地獄道を表す言葉であり、仏教の経典に由来しています。これらは初め三悪道と呼ばれていましたが、仏教においてあの世の入り口が川であるという考え方が広がったため、三途の川と呼ばれるようになったのです。

三途の川の名前の由来
画像:Tosa Mitsunobu

三途という考え方はもともと中国で生まれたものでしたが、やがて日本にも伝わり、平安時代には一般的な考え方となりました。三途の川の正式名称は「葬頭河(そうずか)」であるとされており、他にも三途河(しょうずが)や渡り川と呼ばれることもあるようです。

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三途の川には橋がある?

三途の川には橋があるという言い伝えが存在します。人は死んでから7日後に三途の川に辿り着くといわれていますが、生前の行ないによってその渡り方が変わるとされています。

生前に悪い行いをしてきた悪人は三途の川を泳いで渡らなければなりません。しかし、善い行いをしてきた善人は三途の川にかかったこの橋を使って向こう岸に渡ることができるのです。

三途の川 橋
画像:pixabay

悪人の中でも特に罪の深い極悪人は、「強深瀬(ごうしんせ)」と呼ばれる三途の川の中でも最も険しい深瀬を渡らなければなりません。この強深瀬は波も高く水の流れも急で、渡ろうとした極悪人の体を岩に打ち付けて粉々に粉砕してしまいます。しかし、魂となった極悪人の体は直ぐに元通りになり、また打ち砕かれてを繰り返すことになるのです。

このように三通りの渡り方があることも三途の川の名前の由来なのではないかといわれています。

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三途の川ではお金が必要?

平安時代後期になると三途の川を渡る際にはお金が必要であると考えられるようになりました。死者はその善悪に関係なく、お金の有無によって船で三途の川を渡ることができると考えられるようになったのです。

三途の川の川岸には懸衣翁(けんえおう)と奪衣婆(だつえば)という鬼の夫婦が住んでおり、死者はこの鬼に六文銭を納めなければならないとされました。この六文銭を納めることができれば、悪人も生前の罪を悔い改めたものと考えられ、善人と同じ船で三途の川の向こう岸に渡ることができたのです。

三途の川 お金
画像:Tosa Mitsunobu

これらの言い伝えから仏教系の葬式の際には死者に六文銭を握らせてから埋葬するという習慣が生まれました。これらの習慣は現在でも続いており、近年では火葬の妨げにならないように紙の六文銭が使用されています。しかし、これらの言い伝えは仏教には存在しておらず、庶民のあいだで生まれた民間伝承のひとつであると考えられています。

また、このような言い伝えからお金さえあれば地獄での判決でさえ有利に働くという意味の「地獄の沙汰も金次第」ということわざが生まれたのです。

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渡し賃の六文銭っていくら?

極悪人もその罪を許される六文銭ですが、その価値はどれくらいのものだったのでしょうか?意外なことに六文銭は現在でいうところの「300円」ほどの価値しかありませんでした。

以前であれば体を岩で砕かれ続けなければ渡ることができなかった三途の川が、たったの300円で誰でも渡ることができるようになってしまったのは何故なのでしょうか?

三途の川 渡し賃の六文銭
画像:pakutaso

六文銭の渡し賃の言い伝えは仏教上の正式な教えではなく、一般庶民のあいだで語られるうちに生まれた民間伝承でした。つまり当時の人々にとっては「善行を行ない悪事を働くべきではない」という教えよりも、「どんな悪事を働いてもたった六文銭を支払うだけで許される」という内容の方が都合がよかったのです。

日本がまだまだ貧しかった時代には各地で盗みや人殺しが蔓延していました。また、家族内であっても口減らしのために自分たちの子どもを間引いたり、労働力にならない老人を山に捨てる姥捨て(うばすて)が行われていたといわれています。そういった悲しい風習が三途の川の渡し賃という伝承を生み出したのかも知れません。

日本の残酷な風習口減らしについては関連記事の中でもふれています。

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賽の河原の石積みの刑とは?

三途の川に存在するとされている河原は「賽の河原(さいのかわら)」と呼ばれています。賽の河原には「石積みの刑」というものが存在し、親より先に死んだ子どもたちがその償いのために河原の石を高く積み上げているとされています。

賽の河原 石積み
画像:Thomas Then

石積みを完成させると子どもたちは解放されますが、あと少しで完成という段になると鬼がやってきて崩してしまうため、石積みの刑は永遠に続くといわれています。余談ですが、賽の河原という地名は霊峰恐山(おそれざん)などに実在しています。

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ロマンチックな三途の川の言い伝えがある?

平安時代には他にも「女性が三途の川を渡る際には初めて関係を持った相手と共に渡る」という言い伝えがありました。また、平安時代の女流作家である藤原道綱母(ふじわらのみちつなのはは)も、女は死ぬと初めての相手と三途の川を渡るという内容の歌を詠んでいます。

三途の川 藤原道綱母
画像:Hyakuninisshu

これらはロマンチックな乙女心を表した言い伝えであり、三途の川の民族伝承が如何に多様であったかを物語っています。

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三途の川を見た人の体験談

単なる言い伝えであるとされている三途の川ですが、不思議なことに臨死体験をした人の中には実際に川のようなものを見たという話が数多く存在しています。ここでは三途の川を見た人の体験談をご紹介します。

①三途の川で溺れた男性

戦争に出ていたある男性が銃弾を受けて瀕死の重傷を負ったときに体験したとされる話です。男性は夢の中で大きな川の前に立っていました。すると向こう岸で同じく戦争に行っていた男性が手を振っているのに気が付いたのです。

男性が川を渡ろうとしたとき、背後から「その川を渡ってはいけない。」と誰かに呼び止められました。振り返るとそこにはすでに戦死したはずの仲間が立っていたのです。

三途の川で溺れた男性
画像:Hong Kong Museum

これが噂に聞く三途の川であると気付いた男性は、川に入って向こう岸に渡ろうと試みました。反対の川岸で手を振っていたのがまだ死んでいない仲間だったからです。しかし、男性は川を泳ぎ切ることはできず、そのまま溺れて意識を失ってしまいました。

目を覚ますと男性は医療班によって治療を受けている最中でした。その後、男性は向こう岸で手を振っていた友人が実は男性と共に銃撃され、先日亡くなっていたのだと聞かされたのです。

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②祖父に諭された女性

ある女性が自動車事故に逢い生死の境をさまよったときに体験した話です。女性が気付くと辺り一面に花畑が広がっており、目の前には大きな川が流れていました。また、向こう岸には大好きな祖父が立っていたのです。

祖父に諭された女性
画像:pixabay

女性が川を渡って祖父の元へ行こうとすると、彼は「お前にはまだ早い。子どもが生まれたばかりじゃないのか?」と諭したといいます。気が付くと女性は病院のベッドに横たわっていました。そして祖父はずっと昔に亡くなっていたことを思い出したのです。

 

③死後硬直から蘇った女性

ある女性が突然倒れ意識を失ったときに体験した話です。彼女は夢の中で綺麗な花畑と川にかかる橋を目撃しました。彼女が何気なく橋を渡ろうとすると、どこからともなく祖母が現れ「こんなところで何をしてるの。早く帰りなさい。」と叱られました。彼女は優しい祖母がいつになく厳しい口調で諭すので橋を渡ることをあきらめたといいます。

死後硬直から蘇った女性
画像:pixabay

彼女が目を覚ますと周囲の人々は青ざめた顔をしていました。倒れた後の彼女は完全に心肺停止の状態であり、死後硬直まで始まっていたからです。そして彼女も夢に現れた祖母がすでに亡くなっていたことを思い出して驚いたのです。

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④家族が目撃した三途の川を渡る瞬間

家族に最期を看取られる際に不思議な行動をした人の話も存在します。ある男性が危篤状態になり、最期を覚悟した親戚が男性の家に集まっていたときです。男性は意識が戻っていないにも関わらず、突然「綺麗な水だなぁ。」といって水を手ですくって飲むような仕草をしたのです。

家族が目撃した三途の川を渡る瞬間
画像:pixabay

親戚一同は彼が目を覚ましたのかと驚きましたが、男性の意識が戻ることはなくそのまま亡くなってしまいました。これは三途の川を目撃している人を客観的に観察できた珍しい事例であるとされています。

出典:wikipedia

 

いかがでしたか?この世とあの世の境界線、三途の川についてご紹介しました。果たして三途の川は存在するのでしょうか?真実は死者にしかわかりません。


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